少年は母と海を愛す 千家元麿
   
この道はいつか来た道 北原白秋
   
いのち短し 恋せよ 乙女 吉井勇
   
この道より 我を生かす道なし この道を歩く 武者小路実篤
   
自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ 茨木のり子
   
からたちの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ 北原白秋
   
寝覚め夜深き窓の外 しばし雲間を洩れいでて 静かに忍ぶ影見れば 月は恋にも似たりけり 土井晩翠
   
朝焼小焼だ 大漁だ 大羽鰮(おほばいわし)の 大漁だ 浜は祭りの やうだけど 海のなかでは 何万の 鰮のとむらひ するだらう 金子みすゞ
   
かたき地面に竹が生え 地上にするどく竹が生え まつしぐらに竹が生え 凍れる節節りんりんと 青空のもとに竹が生え 竹、竹、竹が生え   萩原朔太郎
   
いうぜんとして山を見る蛙哉(かへるかな) 一茶
   
一日物云はず蝶の影さす 尾崎放哉
   
青蛙おのれもペンキぬりたてか 芥川龍之介
   
朝がほや一輪深き淵のいろ 蕪村
   
ほろほろ酔うて木の葉ふる 種田山頭火
   
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 俵万智
   
初心を忘るべからず 世阿弥
   
まあ、茶でも一口すすろうではないか 岡倉覚三(天心)

 

 

 

 

 

 

呼び名を【調和体】を今後は、【詩情書】と変えさせていただきます。
詩(ことば)と情(こころ)を書にする。

簡単に出来ることではありませんが、
心の中にあるものをゆっくりと書にしていってほしいとおもっています。

 

 

まず、上記の言葉を理解し、漢字、平仮名、配置、大きさ、用具用材の選定などを学び、
幅を広げていきましょう。

書く紙の大きさは、半紙でも、半切を切って使っていただいても構いません。